東信州次世代イノベーションセンター

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第4回東信州次世代農商工連携セミナーを開催しました! 11/8開催

2022.12.01 掲載

■日 時 2022年(令和4年)11月8日(火)13:30~16:30
■会 場 上田市産学官連携施設(AREC)4階会議室、オンライン
■参加者 71名(オンライン含む)
■内 容 農福連携の新しい歩み~制度と実践事例を学ぶ~

講演1:農福連携のしくみ・制度 / 農業と福祉の連携から融合へ

講演2:未来へ進む旅にはコンパスが必要

 

 


 

 

環境にやさしい多品目栽培の新しい農業、他産業からの参入による遊休農地の活用、地産地消の町づくり・地域づくりの拠点として重要な道の駅や直売所の状況、障がいを持つ方々との新しい協働を生み出す農福連携、都市住民の関心が高まる体験型農業の新しい形……など、重要なキーワードに沿って、全6回の開催を予定している、「東信州次世代農商工連携セミナー」。

今回はその第4回として、「農福連携の新しい歩み~制度と実践事例を学ぶ~」と題し、長野県庁福祉建工部障がい者支援課 宮嶋 風太様、特定非営利活動法人長野県セルプセンター協議会 沖村 さやか様(共に長野市)、社会福祉法人EGF 総合施設長渡邉 宥照様(山口県萩市)を講師としてお呼びして、AREC4階会議室の会場とZoomでのオンラインのハイブリッド形式で行いました。

 

 

 

【講演1-1】「農福連携のしくみ・制度」

長野県福祉健康部障がい者支援課 主事 宮嶋風太 氏

宮嶋様からは、「農福連携のしくみ・制度」と題し、
◎農福連携は、障がい者等の農業分野での就労や、それを通じた生きがいづくりに資するほか、障がい者が農業分野に参加することで、担い手不足、高齢化などの農業分野が抱える課題解決に繋がる可能性を秘めており、現在とても注目されている。
◎県においては、「農業就労チャレンジ事業」として、労働力を求める農家と就労の場を求める事業者とのマッチングに積極的に取り組んだ結果、障がい者の平均月額工賃向上に成功。
◎農家の需要に対応できない福祉事業所の増加、引きこもりや生活困窮者、元受刑者など「福祉」が担う分野の急拡大など課題は多いが、今後も引き続き精力的に農福連携に取り組む。

などの内容でご講演をいただきました。

 

【講演1-2】「農業と福祉の連携から融合へ」

長野県セルプセンター協議会 農業就労チャレンジコーディネーター 沖村さやか 氏

沖村様からは、「農業と福祉の連携から融合へ」と題し、
◎長野県では、主に障がい者の施設外就労に対し手厚いサポートを実施してきた。障がい者においては、社会貢献における自信の醸成、室内労働に比べ工賃が高いなどのメリット、農業事業者においては繁忙期等にスポット的に人員を雇用できる、障がい者事業所側で発注する作業に適した人選がなされるなど、双方がWin-Winとなる関係を築いている。
◎一方で、農業者が求める労働時間と障がい者事業所が対応できる労働時間のギャップ、障がい者をフォローする事業所職員の人手不足など、両者の課題も浮き彫りに。これらに対応するため、労働時間の調整においては複数事業所で連携する、午前午後で対応するなどの対策をとってきた。
◎農福融合においては、農業・福祉事業者の相互理解とふれあいが不可欠。両者の目指す「社会貢献」というゴールは同じなので、それを実現するために両者の通訳やコーディネートを行い、最大幸福を目指していく。

などの内容でご講演をいただきました。

 

 

 

【講演2】「未来へ進む旅にはコンパスが必要」

社会福祉法人E.G.F(山口県萩市) 総合施設長 渡邉宥照 氏

渡邉様からは、「未来へ進む旅にはコンパスが必要」と題し、
◎農業というのは、障がい者が自然の中で働くことができるという意味で最大の福祉ケア。利用者が自分の住み慣れた土地で生活ができるよう、個々の能力に応じた支援を行ってきた。
◎先ほども説明があったが、農福が連携することで障がい者と地域事業者間の相互理解、双方の人手不足に対するフォロー体制の構築などにつながり、互いの弱みをフォローしあえる関係になる。その結果、それぞれの持続可能な運営形態へシフトしていくことが出来る。
◎最終的には、障がい者の自律から自立への変革を促していくための短大設立を目指している。これにより、自らの力で生活し、社会の一員として活躍できるスキルを身につけさせ、自分に誇りを持てる人間を育成していきたい。
・農業のみならず、林業、水産業などの一次産業との連携も、今後模索していく。

などの内容でご講演をいただきました。

 

 

 

第5回のセミナーは、「農業と観光の結合~新しい体験型農業の道を探る~」と題し、12/13(火)13:30~16:30に今回と同様、会場とオンラインのハイブリッドで開催いたします。

 

興味のある方は、以下の申込URLよりぜひお申込みください!

申込URL https://forms.gle/tyg2RYJPUH6AwZZh7

 

 


過去の回のレポートについて

◆第1回【新しい農業の形~異業種参入・6次産業・多品目栽培~】のレポートはこちらからご覧いただけます。

◆第2回【地域づくりの拠点~道の駅・直売所の新しい形~】のレポートはこちらからご覧いただけます。

◆第3回【新しい食品流通―農産物・加工品の次世代物流方法】のレポートはこちらからご覧いただけます。

 

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