東信州次世代イノベーションセンター

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report

第1回東信州次世代農商工連携セミナー 8/9開催

2022.08.17 掲載

■日 時 2022年(令和4年)8月9日(火)13:30~16:30
■会 場 上田市産学官連携施設(AREC)4階会議室、オンライン
■参加者 37名(オンライン含む)
■内 容 新しい農業の形~異業種参入・6次産業・多品目栽培~

講演1:異業種からの農業参入 ~ 地域の問題解決をビジネスに ~

講演2:多品目少量栽培で成功できる!! ~ 小さな農家の稼ぎ方 ~

 

 


 

 

環境にやさしい多品目栽培の新しい農業、他産業からの参入による遊休農地の活用、地産地消の町づくり・地域づくりの拠点として重要な道の駅や直売所の状況、障がいを持つ方々との新しい協働を生み出す農福連携、都市住民の関心が高まる体験型農業の新しい形……など、重要なキーワードに沿って、全6回の開催を予定している、「東信州次世代農商工連携セミナー」。
今回はその第1回として、「新しい農業の形~異業種参入・6次産業・多品目栽培~」と題し、株式会社かまくらや代表取締役 田中 浩二様(松本市)、有限会社コスモファーム取締役会長 中村 敏樹様(香川県高松市)を講師としてお呼びして、AREC4階会議室の会場とZoomでのオンラインのハイブリッド形式で行いました。

 

 

【講演1】「異業種からの農業参入 ~ 地域の問題解決をビジネスに ~」

株式会社かまくらや 代表取締役 田中浩二 氏

 

田中様からは、「異業種からの農業参入~地域の問題解決をビジネスに~」と題し、
◎新規就農者や異業種からの新規参入者が農業を行う際は、地元のキーマンと良好な関係を構築し、地域と仲良くなることが重要。
◎地域のニーズをビジネスで解決する姿勢を持つとともに、地域社会と協働することが重要である。
◎実際に農業に従事することで、農業で働く若者を増やすことが農地再生につながることがわかった。そのためには、農業事業者の福利厚生を少なくとも他産業並みにするほか、若者をリーダーとして積極的に登用し、若者が働くにあたって魅力的な職場づくりをしていくことが肝要。
などの内容でご講演をいただきました。

 

 

 

【講演2】「多品目少量栽培で成功できる!! ~ 小さな農家の稼ぎ方 ~」

有限会社コスモファーム 取締役会長 中村敏樹 氏

 

中村様からは、「多品目少量栽培で成功できる!~小さな農家の稼ぎ方~」と題し、
◎市場を使って流通させた場合と直売所で販売した場合では、農家の手取りは非常に大きく変動する。そのため、生産者と消費者が直接つながれるようになると、生産者は高い儲けが出るし、消費者は安く野菜が手に入るので双方良しとなる。
◎農業で一番大事なことは販路の確保。加工業者、生活者のどちらに売ろうとしているのかをしっかり意識する必要がある。特に規格から外れたようなものにいかに付加価値をつけて売るかが重要。例えば加工業者向けであれば形や大きさはさほど関係ないので、規格から外れた農産物でも売ることができるし、小さいものがあれば他の農産物と抱き合わせて売るという手も考えられる。
◎また、小さければその分軽いため、輸送費も抑えられかつ量も多く出荷できる。このように、規格から外れても問題ないという考え方にシフトしたことも成功の一因ではないか。
などの内容でご講演をいただきました。

 

 

 

第2回のセミナーは、「地域づくりの拠点~道の駅・直売所の新しい形~」と題し、9/13(火)13:30~16:30に今回と同様、会場とオンラインのハイブリッドで開催いたします。

 

興味のある方は、以下のQRコードか申込URLよりぜひお申込みください!

 

 

 

 

 

 

 

 

申込URL https://forms.gle/tyg2RYJPUH6AwZZh7

 

 

 


 

長野県商工新聞に、農商工連携セミナーに関わる記事が掲載されました。(2022年8月28日(日) 2面掲載)

220828長野県商工新聞掲載 農商工連携セミナー

 

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