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東信州次世代
イノベーションセンター紹介
東信州地域に集積する技術や地域特性を活かし、産学官連携を核とした地域内での次世代産業創出に資する事業を推進するとともに、次世代産業創出による地域産業の活性化を目指すため、平成28年7月に東信州エリア10市町村(上田市、小諸市、佐久市、千曲市、東御市、坂城町、御代田町、立科町、長和町、青木村)で構成する東信州次世代産業振興協議会を設立しました。
東信州地域は、中核都市のような飛び抜けた大都市ではない中、お互いの危機意識を共有し、広域連携による全国トップレベルの産業振興を目指していくものであり、このような事例は全国的にも、先進的なモデルケースとなりうる存在であります。
(一財)浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)内の東信州次世代イノベーションセンターが事業主体となり、日本で唯一の繊維学部を有する信州大学の大学シーズやものづくり産業などの地域の強みを最大限活かしながら、東信州エリアの次世代産業創出に向けた取り組みを進めてまいります。
東信州次世代イノベーションセンター
センター長 岡田基幸
(一般財団法人 浅間リサーチエクステンションセンター 専務理事・センター長)
(信州大学 特任教授 工学博士 )
東信州地域の特色
東信州地域の基幹産業は、ものづくり産業である。自動車・電機・素材・電子部品等、多種多様な製造業が存在している。同地域の製造品出荷額等は1兆3800億円であり、新潟市と並ぶ一大産業集積地である。また長野県内の製造業の上場企業数21のうち11が同地域内に立地していることも明らかである。
大手である中核企業が存在する中、それを支える中小企業が多数存在することも東信州地域の強みであり、金型・プラスチック・板金などの加工組立型産業の集積地である。地域内には、国立大学を含む6大学が立地しており、全国から多くの若者がこの地域で、勉学に励んでいる。
また日本で唯一の繊維学部を有する国立大学法人信州大学の研究は、繊維・素材に留まらず、ロボットや感性工学といった幅広い研究シーズを保有していることが地域の強みである。
これまで述べてきた多種多様な企業群の存在と大学が培った研究シーズを結びつける役割を担ってきたのが、(一財)浅間リサーチエクステンションセンター(通称AREC)である。
ARECは、産官学連携の走りであり、先進地として全国から多くの視察が行われている。
従来続けてきた産学官連携支援から企業の最大の課題である人材確保についても事業を進めたり、起業・創業支援についても多くの実績がある。
このような地域の強みを最大限活かし、産業競争力強化を進めていく。