東信州次世代イノベーションセンター

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第3回東信州次世代農商工連携セミナー 10/11開催

2022.11.01 掲載

■日 時 2022年(令和4年)10月11日(火)13:30~16:30
■会 場 上田市産学官連携施設(AREC)4階会議室、オンライン
■参加者 64名(オンライン含む)
■内 容 新しい食品流通―農産物・加工品の次世代物流方法

講演1:直売所の現在の課題と新規販路開拓

講演2:卸売市場が提案する地場農産物の新しい流通の形

 

 


 

 

環境にやさしい多品目栽培の新しい農業、他産業からの参入による遊休農地の活用、地産地消の町づくり・地域づくりの拠点として重要な道の駅や直売所の状況、障がいを持つ方々との新しい協働を生み出す農福連携、都市住民の関心が高まる体験型農業の新しい形……など、重要なキーワードに沿って、全6回の開催を予定している、「東信州次世代農商工連携セミナー」。

今回はその第3回として、「新しい食品流通~農産物・加工品の次世代物流方法~」と題し、生産者直売所アルプス市場代表 犬飼浩一様(松本市)、株式会社R&Cながの青果営業企画課 王鷲哲哉様(上田市)を講師としてお呼びして、AREC4階会議室の会場とZoomでのオンラインのハイブリッド形式で行いました。

 

 

 

【講演1】「直売所の現在の課題と新規販路開拓」

生産者直売所アルプス市場 代表 犬飼浩一 氏

犬飼様からは、「直売所の現在の課題と新規販路開拓」と題し、

◎直売所の使命は、消費者ではなくまず生産者を第一に考えること。川上(農家)が潤わなければ、川下(消費者)も潤わないので、農家が安定的に収入を確保するために何かできるかを考えるのが直売所の仕事でもある。
◎市場との連携も重要。直売所で売り切れなかったものを市場へ出せば売れる可能性があるので、お預かりした農産物を売り切るためのひとつの手段として連携を強化していきたい。
◎近年は県外の消費者からの要望もあり、ネット販売事業にも取り組み始めた。今後は若い人にリーチすべく、LINEやInstagramも積極的に活用しながら、生産者の売り上げを伸ばすため尽力する所存。

などの内容でご講演をいただきました。

 

 

 

【講演2】「卸売市場が提案する地場農産物の新しい流通の形」

R&Cながの青果 上田本社営業企画課グループマネージャー 王鷲哲哉 氏

王鷲様からは、「卸売市場が提案する地場農産物の新しい流通の形」と題し、
◎当社の強みは、集荷力、生産地からの近さ、販売力(青果取扱高が全国1位)。産地に近く、かつ強力な販売ルートを活かし、長野県産のおいしい成果物を全国へ届けることが使命。
◎食に関わる不要な中抜きを排除し、産地・素材のブランディングをはじめ、研究開発にまで手を広げることで、食の持つ社会価値の提供につなげていく。
◎最終的には、生産者のワンストップ窓口となり、販路の選択肢を広げることで生産者の販路開拓支援を行いながら、当社の強みである物流面でのサポートもしていきたい。

などの内容でご講演をいただきました。

 

 

 

第4回のセミナーは、「農福連携の新しい歩み~制度と実践事例を学ぶ~」と題し、11/8(火)13:30~16:30に今回と同様、会場とオンラインのハイブリッドで開催いたします。

 

興味のある方は、以下のQRコードか申込URLよりぜひお申込みください!

 

 

 

 

 

 

 

 

申込URL https://forms.gle/tyg2RYJPUH6AwZZh7

 

 


過去の回のレポートについて

◆第1回【新しい農業の形~異業種参入・6次産業・多品目栽培~】のレポートはこちらからご覧いただけます。

◆第2回【地域づくりの拠点~道の駅・直売所の新しい形~】のレポートはこちらからご覧いただけます。

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