東信州次世代イノベーションセンター

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東信州昆虫食プロジェクト🦗のご案内

2022.03.03 掲載
昆虫食プロジェクトに関するレポートはこちらからご覧ください。

 

 

東信州次世代産業振興協議会 令和3年度新規プロジェクト
食用昆虫養殖(コオロギ)を中心とした地域循環型システムの構築と信州コオロギのブランド化について

 

近年、昆虫食が世界中で高い関心を集めています!!

2013年には、国際連合食糧農業機関(FAO)が、食糧問題の解決策の一つとして、栄養価が高いと言われる昆虫食を推進する方針を明らかにしました。

日本には貴重なタンパク源としてハチの子やイナゴなどの昆虫を食する文化があり、今もまだ伝統食として残っています。

また、世界に目を向けると、アジアや中南米、アフリカなどでは、おやつや嗜好品として日常的に昆虫を食べる文化が根付いている地域もあります。

 

 

 

プロジェクトの主旨

そこで、東信州次世代産業振興協議会では、

・環境への負荷が少ない食用コオロギを養殖し(※養殖には温暖な環境が必要)

・飼料には食糧残渣を利用する

・製粉して利用する

・今後のたんぱく源となる

など可能であれば新たな産業に育成したいと考えています。

 

 

プロジェクトの概要

・環境への負荷が少ない食用コオロギを養殖します。

・餌に食料残差を利用することでフードロスをできるだけ減少させます。

・食用コオロギは製粉化し、せんべいやパンなどに混ぜることで新たな地域の特産品を生み出し、信州コオロギのブランド化を目指します。

 

なぜ他の昆虫ではなく、コオロギに注目したのか?

・コオロギはタンパク質が豊富で、スポーツ用プロテインに匹敵。

・また、養殖するコオロギは休眠期がなく1年中飼育が可能。

・雑食で育てやすい。

・35〜40日で成虫になるなど、生育スピードが早いことも利点。

・また味も海老などの甲殻類に近く、食べやすい。

現在、食用昆虫のコオロギが注目されています!

 

 

プロジェクトの背景

・既存の畜産は環境資源の消費大

・食用コオロギは牛肉や豚肉に代わるタンパク源として期待

・東信州の新産業として有望

 

 

活動実績

・令和3年 3月 プロジェクトスタート

・令和3年 5月 コオロギの養殖・研究開始(㈱エスケー精工)

・令和3年 7月 JA信州うえだ農業協同組合との事業連携(農作物の残渣提供)

・令和3年 8月 信州大学繊維学部とコオロギの味に関する共同研究開始

・令和3年 9月 上田市新技術等開発支援事業に採択

・令和3年10月 東御清翔高校にて出前授業(昆虫食ビジネスについて)

・令和4年 1月 東信州次世代産業ビジネスフォーラムにて事業説明

・令和4年 2月 上田市別所温泉にて昆虫食の自動販売機設置(秀プロデュース㈱)

・令和4年 3月 昆虫養殖所開所(上田市丸子地区)

・令和5年 2月 株式会社エスケー精工様コオロギ養殖事業が本格化

 

 

実施主体

・信州大学繊維学部
・長野県工業技術総合センター
・JA信州うえだ農業協同組合
・㈱エスケー精工
・秀プロデュース㈱
・道の駅雷電くるみの里(農産物直売所)
・上田信用金庫
・長野県上田地域振興局
・上田商工会議所
・上田市商工会
・一般財団法人浅間リサーチエクステーションセンター(AREC)
・上田市
・事務局:東信州次世代産業振興協議会 (上田市、小諸市、佐久市、千曲市、東御市、御代田町、立科町、長和町、青木村、坂城町)

 

 

 プロジェクト発足日

2021年(令和3年)3月11日(木)

 

 

 


 ― 事務局からのお願い ―
こんな企業様・団体様を求めています!

昆虫養殖(食用コオロギ)を中心とした循環型システムの構築には、下記の施設他が必要です。

①昆虫(食用コオロギ)養殖場

②製粉・粉末化施設

③販路

また、事業を管理する機関も必要となります。

 

ご興味・ご関心がございましたら、お気軽に事務局までご連絡ください。

 

【お問合せ先】

〒386-8567
長野県上田市常田3-15-1信州大学繊維学部AREC内
TEL:0268-23-5396
E-mail: higashishinshu-ngic@arecplaza.jp

 

 

 

2021.5.25 掲載開始日

 

 

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