東信州次世代イノベーションセンター

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report 産学連携・研究開発事業

「バイオエンジニアリング分野」講演会

2016.12.15 掲載
日時

平成28年12月15日(木) 14:00~17:00

 

会場

信州大学繊維学部内AREC(上田市産学官連携施設4階)

 

参加者

28名

 

講演1

演題

「生物規範型水中推進機構」

 

講師

信州大学繊維学部 機械・ロボット学科バイオエンジニアリングコース教授 小林 俊一 氏

 

概要

船舶などの水中推進に用いられる機構は主にスクリュプロペラが多く用いられているが,水中の生物に対する危険性,魚網や藻などの巻き込み,激しい撹拌に
よる汚泥の巻き上げ・水質汚染の促進等の諸問題がある。これらの問題を解決できる機構として,水棲生物の運動を規範とした水中推進機構を開発してきた。ここではゴカイの遊泳を規範とした全方向推進機構と,魚類の尾びれを規範としたダイラタント流体を用いた繊維複合粘弾性フィンによる推進機構について紹介する。

 

講演2

演題

「ゲノム解析の新展開 基礎研究から「現場」へ」

 

講師

信州大学 基盤研究支援センター 遺伝子実験支援部門 准教授 松村 英生氏

 

概要

「ゲノム」とは生物がもつ全ての遺伝情報(DNA情報)である。このゲノム情報を病気の予測や診断、作物の品種改良や品質管理などへ活用することによる
イノベーションが期待されている。この10年間でDNA配列を解析する技術は急速に進歩し、あらゆる生物の全ゲノム情報を短時間で解読することが可能になった。
さらに最近では全く新しい技術でDNA配列を解析する機器も開発されており、ゲノム解析は新たな局面を迎えつつある。本講演ではこれらの技術と共に、我々が
実施している農作物のゲノム解析の実例を紹介する。

 

講演3

演題

「微生物による産業廃棄物処理と地域特産化」

講師

大廣建設株式会社 取締役 丸山 秀明氏

 

概要

人間の食生活から発生する廃棄物を微生物の力で有効な資源へ再生し、健康な土壌を作り、安全安心で健康な植物、野菜、果樹を育成させる土を作りました。
長野県東信地域から発生する水道水を作る際に発生する浄水場汚泥にキノコ菌微生物、地元で発生した食品残差等を混入し約100日かけ発酵熟成させた土を園芸用、農業用改良土として再生資源化を日本で唯一事業化を行い地産地消と自社農場での野菜生産と上田地域の特産物化を図る。

 

講演4

演題

「微細藻類ユーグレナの研究開発と将来の可能性」

講師

株式会社ユーグレナ 研究企画部 研究企画課 チームリーダー丸川 祐佳 氏

概要

株式会社ユーグレナは、世界で初めてミドリムシの屋外大量培養技術を確立した東京大学発のバイオテクノロジー企業です。
ユーグレナ社では、ミドリムシを利用した事業を最終的に5つの分野へ展開していく戦略を描いています。これはバイオマスの5Fという考えに則って、価格が高い順からFood、Fiber、Feed、Fertilizer、Fuelの各分野へ展開を進めており、一番価格が高いFoodを切り口として、沖縄の石垣島において生産を行い、ライフサイエンス分野の食品及び化粧品を事業化して年間100億円超のマーケットを日本において開拓しました。引き続き、産学官連携の研究開発体制を強化し、Feed及びFuel等の環境・エネルギー分野での大規模な事業展開を目指しています。

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