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【第2回:視察】 農商工連携によるニューアグリビジネス・チャレンジ塾 9/18開催
2025.09.29 掲載■日 時 2025年(令和7年)9月18日(木)
■会 場 株式会社Wakka Agri
Kurabe CONTINENTAL DELICATESSEN
■参加者 19名
■内 容 現地視察
農商工連携分野における新たなビジネスチャンス創出のため、「農・商・工・官・学連携で農業の明日を考える」をコンセプトに学びと実践に繋げるプログラムとなっており、農業分野において可能性を広げていくための座学と視察を実施するとともに、参加者や講師の方、視察先での交流を通じて新たな連携の創出やビジネスパートナーになり得る結びつきも視野に含めた取り組みとなっています。
今回は先進地視察として、株式会社Wakka Agri、Kurabe CONTINENTAL DELICATESSENを訪問いたしました。
【視察訪問①】株式会社Wakka Agri
〇視察要旨
・海外で日本産米を販売するWakkaグループの生産部門であり、限界集落の棚田で無肥料・無農薬で海外輸出用の米生産を主としつつ、併せて自然栽培小麦を生産し、地域での商品開発の取り組みを実施
・米等の生産においては耕作放棄地を積極活用
・海外への日本産米の輸出においては自社グループで仕入れ、輸出、相手国での輸入、販売に至るまで自社グループで一貫流通としており、コストの維持・低減に寄与
・自社生産分のみでは輸出数量は賄えないため、県内産有機米の集荷事業も開始
・生産小麦は製粉・商品開発の各事業者と連携し、消費拡大に向け活用を図っている(例:伊那谷生パスタ等)
【視察訪問②】Kurabe CONTINENTAL DELICATESSEN
〇視察要旨
・フランス料理店が地域で生産・加工がされた小麦や野菜を活用し、商品開発に繋げることで新たな販路や流通の拡大にはなる取り組みを実施
・小麦のみでなく、地域の野菜や果物等も組み合わせ、「伊那谷生パスタ」や「信州伊那谷ガレット」等の商品を開発し、地域の農業資源を活用した新商品・新サービスの開発に繋げるとともに、店舗にて商品提供を行っている
・店舗ではその時期に仕入れた野菜等を使ったメニューを提供しており、都度使うものも提供されるメニューも変わるため、訪れるたびに異なる地元産品を活用した料理を味わえる
(東信州次世代産業振興協議会事務局 神田篤志 記)
次回、第3回は下記日程の開催です。
【座学】2025年(令和7年)11月18日(火) 13:30~15:30
開催場所 オンライン
キーワード #6次産業化のまちづくり
【視察】2025年(令和7年)11月25日(火) 13:30~15:30
開催場所 飯綱町
キーワード #農業体験プログラム