report
企業見学会(大学と長野県企業との情報交換会in長野オプション企画)を開催しました。9/20開催
2024.09.24 掲載会社見学会を希望する大学様を対象に、
・実際に企業をご覧いただくことで、職場の雰囲気、様子を感じていただきたい
・コミュニケーションを図りながら相互理解を深める機会として
という目的から、情報交換会の翌日9月20日は会社見学会を開催いたしました。
ご協力いただきました企業は6社。ご参加いただいた大学は8校9名様です。
■日 時 2024年(令和6年)9月20日(金)
■内 容 名刺交換/会社内を見学/会社の人事担当者・OB/OG、その他の方との意見交換・情報交換等
■見学企業
① ASPINAシナノケンシ株式会社 ② 株式会社アルプスツール ③ 齋藤木材工業株式会 ④ 山洋電気株式会社 ⑤ 株式会社竹内製作所 ⑥ 株式会社ミマキエンジニアリング
■見学コース
① アルプスツール → 山洋電気 ② アルプスツール → ASPINA シナノケンシ
③ 齋藤木材工業 → ASPINA シナノケンシ ④ ミマキエンジニアリング → 竹内製作所
ここでは見学会に参加した担当者のレポートをお届けいたします☆
ASPINA シナノケンシ株式会社
https://jp.aspina-group.com/ja/
技術力と革新を追求し、環境負荷の低減にも積極的に取り組み、持続可能な製造プロセスの導入を進める次世代のモーターソリューションを提供するASPINAシナノケンシ株式会社を訪問いたしました。
端から端まで見渡せるサッカーコートよりも広いオフィスでは、活発にディスカッションする社員の方々の姿があり、コミュニケーションを大切にしているというのが頷ける職場でした。平均勤続年数が17.9年と長く、福利厚生も充実し、希望者にはeラーニング学習や語学研修など挑戦をサポートしてくれるなど、働きやすい環境でした。また、インターンシップの内容や時期にも工夫がありました。
(東信州次世代産業振興協議会事務局 渡邊 記)
株式会社アルプスツール
最先端の技術力と確かな職人技を融合させ、常にニーズに応える製品開発を行う株式会社アルプスツールを訪問いたしました。
新入社員は研修の中で、実際にヤスリを使って金属加工を行います。完成が近づくにつれて、達成感やものづくりの楽しさを実感するという声があるとのことでした。また、作業者が工夫しながら加工を行うため、技術の習得につながっており、大学関係者も技術力の高さを感じていました。しかし、B to Bの企業のため、学生への認知度が低いことが人材確保の課題であり、ホームページで技術力の高さをアピールしてほしい。インターンシップの開催時期等の意見交換も行われました。
(東信州次世代産業振興協議会事務局 渡邊 記)
山洋電気株式会社
山洋電気株式会社 神川工場を見学させていただきました。
従業員を大切にされていることが工場の中からも伝わってきます。たとえば、製造過程の中では他社メーカー製の工作機械を用いていますが、その工作機械の内部に自社製部品が使われているものについては、そのことがわかるよう工作機械にメーカー許諾のうえラベルを貼っています。こうすることで、自分たちがつくったものが世の中で活躍しているという自己肯定感の高まり、モチベーションアップにつながっているようです。また、過去に従業員の事故が起こった工程では、ロボットに作業を任せるように変えるなど、常に従業員の安全に配慮されていることがわかります。
そのほか、各種休暇制度や社員食堂の会社補助などもあり、社員を大切にされる社風から、初年度離職者数が8年間累計約200人の新卒者の中でたったの3人というのも頷けます。
(東信州次世代産業振興協議会事務局 西原 記)
株式会社竹内製作所
https://www.takeuchi-mfg.co.jp/
新卒3年離職率0パーセント!新卒採用が増えており、20~30代が多く、平均年齢37.3歳という若さ溢れる竹内製作所。
2013年売上536億円が2023年には2,126億円に伸びており396.6パーセントの伸びというまさに勢いに乗っている状況。一人あたりの売上も1億7,700万円という驚異的な数字です。また、売上の99%が海外での売上との事です。そうした売上が、単純作業を行う機械に投資され、人的資本はより付加価値の高い仕事へ割り当てるという工夫がされており、それにより労働時間の短縮など職員のワークライフバランスにも配慮され思いやりに溢れる会社であると思いました。
それは製造されているミニショベルにも表われており、エアコンやブルートゥース搭載、快適な座席に拘るなど、利用者が快適な環境で作業できるよう配慮された、まさに人を大切にしている会社の製品と感銘を受けました。
そうした製品が海外で人気を博し、バックオーダーを多く抱えている状況につながっていると思いました。女性でも働きやすい工場ということでキレイにされていることもとても印象的でした。
(東信州次世代産業振興協議会事務局 石川 記)
株式会社ミマキエンジニアリング
もともとはカッティングを行っていたが、色の要望が多くなり自分たちでプリンターを作ろうと始めたことがきっかけで、今はプリンターが主流の事業となっているというミマキエンジニアリング。
アクリル製品のシェアは80パーセントを誇り、推し活等の商品で市場が伸びており、生活の中でなじみのある製品を扱っているとのこと。そういった点で学生さんにもなじみやすいのではと感じました。
また、年功序列ではなく、ベンチャー気質で若い人の意見を積極的に採用し、抜擢されているということで若手の管理職も多いとのこと。年齢層も20~30代が多く、平均年齢も若く40歳。若い人がますます増えているため、平均年齢も今後ますます低くなるということでした。社員も半数以上が県外出身者になってきているということです。
高度な印刷技術で作成された製品は見ているだけでとても心躍りました。また、町で見かける様々な製品が、地元であるミマキさんのこうした印刷技術から作成されていることが分かり、とても感動しました。
(東信州次世代産業振興協議会事務局 石川 記)