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第2回 明日の地域農商工連携を担うニューリーダー育成スクール 8/8開催
2023.08.31 掲載■日 時 2023年(令和5年)8月8日(火)13:00~17:00
■会 場 上田市丸子農産物直売加工施設あさつゆ(13:00~14:40)
上田 道と川の駅おとぎの里(15:20~17:00)
■参加者 19名
大きな可能性を秘めた地域産業育成の行く手を探る次世代農商工連携人材育成事業がスタートしました。誕生から約30年を経た直売所や道の駅を地域の農商工連携の拠点としてとらえ、その現状と発展の歴史を学び、農業だけでなく多様な異業種の企業・団体、また自治体などとの連携による新たな地域産業の発展の方向性を探ることを目指します。
今回は第2回、道の駅・直売所の視察訪問として、【上田市丸子農産物直売加工施設あさつゆ】、【上田 道と川の駅おとぎの里】に行ってきました。
【視察訪問】上田市丸子農産物直売加工施設あさつゆ
来年で20周年を迎える上田市丸子農産物直売加工施設あさつゆの取組みや基本理念等について、あさつゆ運営組合長の伊藤良夫さん、副組合長の藤森たか江さんにお話を伺いました。
その一部を紹介します!!
〇「安心・新鮮宣言」、「魅力あふれる直売所にするために」
あさつゆの運営原則として、大切にしていることについてお聞きしました。
【競争の原理】生産者の同士が切磋琢磨し、良いものを生産しよう。
【地域貢献】直売所の枠を超えて、地域のため、農業振興のため努力しよう。
【生産者主体の直売所】直売所の重要事項の決定権は農家集団自らが持つ。
【4者一体の路線】生産者、JA、農業農村支援センター、行政、この4者が一体となり活動する。
〇データ活用
今回の視察にあたり多くの資料をいただきました。客数・客単価・購買点数・商品単価などなど、こんなに出していいのかと驚くほど多くのデータをいただきました。資料について、公費で建てた建物で運営しており、運営した実績等は地域活性化のため、社会に還元していく責任がある。また、昨年だけでなく過去の実績を流れで確認できるようになっており、生産者が自身の経営の流れを見える化することで、生産者一人ひとりの増収を図っている。
【視察訪問】上田 道と川の駅おとぎの里
様々な取組みや基本理念、またおとぎの里ができるまでの道のりについて、上田 道と川の駅おとぎの里、代表世話人の石井孝二さんにお話を伺いました。
〇「持続可能な豊かな地域の創造」
道と川の駅おとぎの里では、「持続可能な豊かな地域の創造」を理念とし、様々な機関や団体、多くの人と“ちから”を合わせて取り組む、住民が主体の地域事業を行っている。「収益事業」とそれに支えられる「公益事業」を展開する「新たな公共の場」を目指している。農産物等の直売事業は収益事業の一部で限定した地域のものを販売している。しかし、もともと直売事業を行う予定がなかったため、売り場が狭い等、課題も多いという。直売事業等の収益事業はあくまで公益事業のためだと話す石井さん。もともと地元であるこの地域を魅力ある豊かな地域にしたい。そんな地元への愛着を感じました。
【フリートーク】
参加者の気になっていることや課題等について、廃棄問題、出荷日数を増やすための工夫、手数料率、インボイス制度に伴う変更点について、などなど時間いっぱいまで活発な議論が交わされました。
次回、第3回視察訪問のご案内
2023年(令和5年)9月12日(火)
ご興味がございましたら申込URLからお申し込みください。
申込URL:https://forms.gle/EpZ6i7tDj8x5fTaB7