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第1回 明日の地域農商工連携を担うニューリーダー育成スクール 7/18開催
2023.08.09 掲載■日 時 2023年(令和5年)7月18日(火)13:30~16:30
■会 場 上田市産学官連携施設(AREC)4階会議室、オンライン
■参加者 28名(オンライン含む)
■内 容 第1回キックオフミーティング
・講演:全国の直売所・道の駅が直面している課題と解決の方向性
・本スクールの取り組み方・視察日程について
・参加者自己紹介とフリートーク
大きな可能性を秘めた地域産業育成の行く手を探る次世代農商工連携人材育成事業がスタートしました。誕生から約30年を経た直売所や道の駅を地域の農商工連携の拠点としてとらえ、その現状と発展の歴史を学び、農業だけでなく多様な異業種の企業・団体、また自治体などとの連携による新たな地域産業の発展の方向性を探ることを目指します。
今回は第1回キックオフミーティングとして、本スクールの取り組み方及び視察日程等の説明、また企画運営をお願いしている株式会社産直新聞社 代表取締役 毛賀澤 明宏 様にお話をいただきました。
【講演】「全国の直売所・道の駅が直面している課題と解決の方向性」
コロナ禍3年—直売事業の変化として、立地条件別の売上推計、売上げ規模別の売上推計、運営主体別の売上推計をもとに消費者の傾向や直売所の経営・運営側の新たな動きをご紹介いただきました。また、誕生から約30年を経た直売所や道の駅のこれからを第2世紀として重要ポイントについても解説していただきました。
◎第2世紀の重要ポイント
(1)事業並びに事業体の再編に関して
・農林漁業を核とした地域振興の拠点であること
・事業を推進する母体・組織は本来の地域づくり社会
・地域の学びの拠点でもあること
(2)直売所の経営・運営方法の具体的改善に関すること
・データに基づく合理的な経営・運営計画をつくる力を持つこと
・昔ながらの直売所の運営原則の見直しも必要
・店と生産者との間の情報と意思の共有を丁寧に
(3)地域の拠点として利点を継承し、地域の技術・文化を継承する
・若者のマネジメントの下で、ベテラン・高齢者が腕を振るう仕組みづくり
・若い人(農家・販売スタッフ)の活躍の場を増やせば、若者が若者を呼ぶ
などの内容でご講演をいただきました。
【参加者自己紹介とフリートーク】
直売所・道の駅関係者、農協職員、行政担当者や道の駅が好きでつい申し込んだという方まで様々な立場の方にお話いただきました。多く出てきたキーワードは「課題を共有」、「知恵をお借りしたい」、「勉強したい」。次回から始まる視察訪問を通じて、新たな発見や課題解決のヒントなど学びの場となれば幸いです。
次回、第2回は視察訪問となります。
8/8(火)視察先:上田市丸子農産物直売加工施設あさつゆ
上田 道と川の駅 おとぎの里
ご興味がございましたら以下の申込URLからお申し込みください。
申込URL:https://forms.gle/EpZ6i7tDj8x5fTaB7