東信州次世代イノベーションセンター

東信州次世代イノベーションセンター

CENTER FIRM 中核企業紹介「株式会社塚田メディカルリサーチ」

当エリアの強みに関して

弊社は、医療法人慈修会上田腎臓クリニック(医療現場)、医療法人慈修会介護老人保健施設ほのぼの(介護現場)、株式会社ディヴインターナショナル(医療機器販売)、医療法人慈修会介護老人保健施設ほのぼの(介護現場)と連携している企業であり、「医療と介護現場」から必要とされる「ものづくり」を実践し「販売」へ効率良くつなげ、「医療と介護現場」「ものづくり」「販売」が三位一体となった「ものづくり」を可能とする企業です。

東信州エリア9市町村の人口は約43万人で、政令指定都市に準ずる人口の多さです。それぞれの市町村に拠点を構える各分野の企業は多種多様であり、顧客からの様々な要望に応えることが可能です。また医療機関、介護施設も数多く存在しますので、医療と介護現場からの要望もあります。

(一財)浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)の存在も当エリアの強みと考えます。AREC主催による定期的な講習会、見学会、ものづくりパートナーフォーラム等の企画を通して、企業間、大学等研究機関との交流が盛んです。各企業は独自の優れた技術を保有しており、企業間連携によって設計から開発、製造までを当エリア内で一貫して行うことができます。

 

貴社の事業内容での強みに関して

最近では、日本国内でも、医療現場や介護現場と密な連携を試みている組織・団体や、医療機器開発の人材育成等増がえてまいりましたが、弊社は30年近く前より、日本国内だけでなく世界中でも稀な「医療と介護現場が喜んでいただけるものづくり」を実践してきました。

主力製品のDIB カテーテルは、世界で初めて硬膜外麻酔の術後疼痛を目的として、弊社が設計から開発、製造した製品ですシリコーンバルーンの収縮力を利用した外部動力が不要な薬液注入器で、発売以来多くの病院で使用されています。

また、DIB-PCAシステムはPCA機能が付いた薬液持続注入ポンプで、患者の疼痛度に合わせて、持続注入量・PCA注入量・インターバル(ロックアウトタイム)を選択できます。このように「医療と介護現場」がグループ内にあることで、設計から開発、製造を行う弊社は、医療現場や介護現場から真のニーズを迅速に捉え、さらに評価結果を正確に捉えることができます。グループ内に医師、看護師、臨床工学技士、介護士等の医療・介護のスペシャリストがいるからこそ、国内外の医療施設と強力にタッグを組んで共同研究を進めることができます。

 

貴社を取り巻く環境(雇用・賃金)に関して

弊社は「医療と介護現場が喜んでいただけるものづくり」を事業としているため、様々な専門知識を持った人材を必要としています。開発・設計・製造・品質管理・法務・総務・経理・営業等、様々な職種で活躍できる企業です。数年前からは海外における販路拡大を行っており、語学力を活かして活躍したい方の採用も積極的に行っております。

これまで、新卒者だけでなく、IターンやUターンを希望し、上田市で再就職先を探している方も応募いただき、採用しております。医療業界での職務経験がある方はもちろんですが、未経験者であっても高度な専門知識をお持ちの方、活躍する場を求めているポスドクの方などで、『医療業界で活躍したい』、『人の役に立ちたい』等、意欲のある方を求めています。賃金に関しましては、全てのスタッフが、安心して生活できるような賃金体系を目指していきたいと考えております。

 

地域未来牽引企業の選出における抱負に関して

弊社は、1986年から上田市で医療機器の設計・製造を行い、全国の医療現場に販売してきました。患者・医療関係者からの要望を形にし、皆様に喜ばれるものづくりが弊社の特長です。今後もその姿勢を変えることなく、患者のQOLを向上させる医療機器の設計・開発を行っていきたいと考えております。

また、弊社はシリコーンゴムの加工・製造を得意としておりますが、弊社のコア技術が日本を代表する企業に興味を持って頂き、最近では宇宙関連事業として、国際宇宙ステーション実験施設『きぼう』で小動物飼育装置に使用される動力が不要な給水バルーンを開発致しました。これまで小動物・マウスが『きぼう』で全数生存して、地上への帰還に2回成功し、世界初の偉業を支えることができました。

このように、弊社はこれからもコア技術を磨き続け、医療業界に限らず、広く社会貢献し続けていきたいと考えております。

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