東信州次世代イノベーションセンター

東信州次世代イノベーションセンター

CENTER FIRM 中核企業紹介「株式会社ズー」

当エリアの強みに関して

当社は会長の宮島が1986年に当地上田で創業し、パッケージソフトウェアの企画・開発・販売を、医療システム事業、コンテンツ事業、ヘルスケア事業として展開しております。私どもは情報産業、ソフトウェア開発という分野ということもあり、土地に縛られることはあまりありません。ただ、東京などの大都会で働いている方から見ると、都心からもそう遠くなく、環境が良いところで働けるのはとてもうらやましいことだと思います。また、田舎に住んでいれば感じることは少ないですが、首都圏で2~3時間は掛かる通勤時間の短さも特筆すべきことだと思います。その他、地元大学からの人材確保のハードルが低いこと。エリアに競業する企業様がないため他企業からの引き抜きも少ないことです。基本的に当社は、全員正社員なので、そういう面でも都会に比べて離職率は低いと思われます。元々創業地が上田だったという理由だけでなく、上記のような積極的な理由から上田という立地はメリットがあると感じております。

貴社の事業内容での強みに関して

多くの「東信州次世代イノベーションセンター」の企業様が属する、いわゆる「ものづくりサプライチェーン」のスキームからは外れます。それは、当社がパッケージソフトウェアの開発にこだわっており、請負型ではない事業展開ということにあります。特にソフトウェアの場合、製品の企画から開発、販売、ユーザーサポートまで一貫して業務を当社中心に行うことができ、マネタイズを含む、ビジネスモデルを自社で考え構築し、運用することが可能になります。実際そのように運用を行っております。顧客からの距離というデメリットについては、東京に営業所を置くことや販売のパートナー企業と事業を進めることで解消できると考えております。

貴社を取り巻く環境(雇用・賃金)に関して

既にテーマ①で述べておりますので、当社のスタッフ構成と事業所についてお話しします。従業員は正社員85名で、平均年齢は36~37歳、男女の構成比は約3:1です。事業所は上田市下之郷の上田リサーチパーク豊かな自然環境の中に本社とコンテンツファクトリーを構え、下之郷の東原田にDCスタジオがあります。また、東京営業所は銀座にあります。

地域未来牽引企業の選出における抱負に関して

当社が開発した「Kusudama(薬玉)」は、全国58,000軒ある調剤薬局がターゲット、その中でも薬剤師の生産性を上げたい薬局、地域住民へのサービスを向上させたい薬局が主なメインターゲットであります。高齢化社会の中で、地域包括ケアシステムの構築に向けて、ますます調剤薬局の担う役割は増してくると考えられます。事業を拡大することで、地域に働く場所を提供したいと考えています。

当社は、調剤薬局向けのシステム開発とエンターテイメント分野のゲームコンテンツの開発を行っております。長野県内に同業務を行っている企業はほぼなく、上田という地方都市から発信するコンテンツを開発、事業存続できているということは、若い人たちにとって都会に出ていかなくても自分のやりたいことができることに繋がるとも考えております。

 

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