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2/12|技術分野別講演会【プラスチック、化学、材料】のご案内
2025.12.22 掲載本講演会では、プラスチックの可塑化過程と温度解析により材料挙動を理解したうえで、ボトル成形における資源問題や省エネ・デジタル化への取り組みを解説します。さらに粉砕材・リペレット材を活用した大型3D プリンターによる循環型・型レス製造の可能性を示し、成形技術の全体像と今後の方向性を俯瞰します。プラスチック成形に携わる技術者・研究者・企画担当者に新たな気づきと未来への視座を提供することを目的としています。
■日 時 2026年(令和8年)2月12日(木) 13:30~16:45
■会 場 会場(信州大学繊維学部内AREC)及びオンライン(Zoom)のハイブリット開催
■主 催 東信州次世代産業振興協議会・一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター
■後 援 八十二銀行・上田信用金庫・商工中金長野支店・長野県信用組合・長野銀行 (連携協定金融機関5行)
■プログラム
『プラスチック成形の未来 ― 基礎メカニズムからDX・資源循環・型レス製造まで』
○講演1 13:30~14:20
【演題】射出成形可塑化過程と樹脂温度の可視化解析
【講師】東京大学 生産技術研究所 機械・生体系部門 特任講師 龍野 道宏 氏
【概要】近射出成形において樹脂ペレットが溶融する過程と計量された樹脂の状態を可視化し,それらの相関を明らかにした.加熱シリンダに設置した観察窓から内部を高速ビデオカメラで撮影することで,ホッパから投入された樹脂ペレットがスクリュ回転によりノズル側へと押し出される過程で固体層と溶融層に分離し,成形条件によっては固体層が分裂して溶融不十分なまま流出することを明らかにした.また,樹脂温度計測金型により射出樹脂温度変動を赤外線サーモグラフィで撮影し,成形条件により樹脂温度が変化することや,射出後半に可塑化不十分な低温の樹脂の塊が流出することを確認した.以上の手法により,樹脂系,成形条件,スクリュ形状の影響について講演する.
○講演2 14:20~15:10
【演題】プラスチックリーダーとして、私たちが伝えたいこと
【講師】日精エー・エス・ビー機械株式会社 技術本部 技術開発部 部長 日高 康裕 氏
【概要】日精エー・エス・ビー機械は、長野県小諸市に本社を置く、ボトル成形機のグローバルニッチトップ企業(経済産業省2020年認定)です。本講演では、まずパッケージとしてのボトル基本機能などの基礎部分から、プラスチック資源の抱える課題、その解決策となる当社の成形技術アプローチなど、今私が伝えたいことを幅広くお話しします。さらに、機械の省エネルギー化への取り組みや、新制御システム「Vision1™」を中核としたデジタル化など、持続可能な生産活動についても触れられればと考えています。必ずや皆様の課題解決のヒントとなると思います。
<休憩10分>
○講演3 15:20~16:10
【演題】自社開発・大型3Dプリンターによる型レス循環型成形
【講師】株式会社ExtraBold 代表取締役 原 雄司 氏
【概要】株式会社ExtraBoldは「Green Creative」を掲げ、自社開発の大型3Dプリンターを核に、環境課題解決と新しい製造方法の創出に取り組んできました。創業者の原は、過去にも環境負荷の大きいエッチング工程を不要とする表面加飾技術「デジタルシボ®」を発案。設計段階から環境配慮を行うものづくりを推進しています。本講演では、プラスチックごみや有機廃棄物を利活用し、大型3Dプリンターによって型レス成形を実現する事例を紹介します。さらに、Additive ManufacturingとMillingを組み合わせたAddMill工法により、切子などの廃棄物削減と高精度加工を両立するプラスチック加工の次の選択肢を提示します。
○名刺交換・交流会 16:15~16:45
■申 込 申込フォームよりお申込みください。
またはAREC・Fiiプラザ事務局宛 電話 0268-21-4377
メール mousikomi@arecplaza.jp またはファックス 0268-21-4382でお申込みください。
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