event イベント
2/13|技術分野別講演会【化学・材料・プラスチック】のご案内
2024.12.05 掲載■日 時 2025年(令和7年)2月13日(木) 13:30~17:15
■会 場 会場(信州大学繊維学部内AREC)及びオンライン(Zoom)のハイブリット開催
■主 催 東信州次世代産業振興協議会・一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター
■後 援 八十二銀行・上田信用金庫・商工中金長野支店・長野県信用組合・長野銀行 (連携協定金融機関5行)
■プログラム
○講演1 13:30~14:30
【演題】樹脂材料の高熱伝導化技術
【講師】長野県工業技術総合センター 材料技術部門 研究員 村野 耕平 氏
【概要】電子機器の小型化・高集積化・高性能化に伴い、機器発熱による高温化が大きな課題となっています。それに伴い、絶縁性が求められる樹脂材料の高熱伝導化が強く望まれています。樹脂材料の熱伝導率は金属・セラミックスと比較して非常に低く、一般的には熱伝導率の高いセラミックスフィラー等を高充填することで熱伝導率を向上させています。
本講演では、長野県工業技術総合センターで研究している樹脂材料の高熱伝導化技術として、フィラーの表面処理技術、充填構造制御技術、フィラーの複合化技術等を紹介します。
○講演2 14:30~15:30
【演題】カーボンニュートラル時代におけるプラスチック産業の挑戦と革新
【講師】株式会社ケーエムケー 代表取締役 川島 隆教 氏
【概要】当社は、プラスチック材料の研究開発をサポートする新事業を立ち上げました。本事業では、従来のプラスチック製品製造技術で培ったノウハウを活かし、リサイクルプラスチックやバイオマスプラスチックの開発を支援します。これにより、カーボンニュートラルの実現や、プラスチックが引き起こす環境破壊問題の改善を目指しています。
講演では、プロセスの可視化やデータ解析を通じて提供するソリューションの具体例を交えながら、持続可能な社会の実現に向けた当社の取り組みをご紹介します。これからのプラスチック産業の課題と可能性について共に考える機会となれば幸いです。
<休憩10分>
○講演3 15:40~16:40
【演題】セルロース系ファイバーの製造・特性と普及に向けた課題
【講師】信州大学繊維学部 繊維科学研究所 教授 後藤 康夫 氏
【概要】当研究室では、合成・天然を問わず様々な高分子について、溶液紡糸により高強度繊維や高機能繊維の創製に取り組んでいます。現在は、高強度な再生セルロース繊維や繊維構造を活用した機能材料の実用化に特に力を入れています。ところで繊維は、我々の暮らしに不可欠な存在である一方で、繊維産業は環境負荷がもっとも大きな1つに挙げられており、カーボンニュートラル(CN)な素材・製法を採用したり、リサイクルを推し進めることが命題となりました。そのキーマテリアルの 1 つがセルロースであり、すでに一部の再生セルロース繊維は CO2 排出量ネットゼロの The Carbon NeutralⓇ製品として認証されています。セルロース繊維は、単なるCNとしてだけではなく、生分解性の衣料や補強材などに利用できる材料です。
本講演では、当研究室が取り組む古くて新しい「再生セルロース繊維」の特性ならびに汎用へ向けた課題を紹介します。またセルロースナノファイバーについても触れます。
○名刺交換・交流会 16:45~17:15
■申 込 申込フォームよりお申込みください。
またはAREC・Fiiプラザ事務局宛 電話 0268-21-4377
メール mousikomi@arecplaza.jp またはファックス 0268-21-4382でお申込みください。
ご案内チラシはこちら↓↓↓