東信州次世代イノベーションセンター

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CENTER FIRM 中核企業紹介「シナノケンシ株式会社」

当エリアの強みに関して

シナノケンシのルーツは、絹糸紡績です。水が豊かで製糸業の盛んな丸子の地で、信濃絹絲紡績株式会社(現在のシナノケンシ)は1918年に設立されました。
その後、1962年に、産業構造の変化を予測して、精密モータ事業を新たに始めました。
実は、「ASPINA」というブランド名には、当社のこの地でのルーツと、ここからグローバルに広がっている主力製品モータの意味が込められています。
「ASPINA」は、「SPIN」を「A」ではさんだ構成となっています。
「SPIN」は、ルーツである絹糸紡績(Silk Spinning)とモータの回転(Spin)を意味し、A 級の製品を、お客様と一緒に紡ぎだすブランドであることを表しています。
また、英単語のAspire ともかけており、「熱望する、切望する、熱願する、目指す、志向する」という意味を込めています。
当エリアで育んできた、シルクからモータ、そして新分野への挑戦の気風は、100年を越えて一貫して続いていますが、今グローバルに広がっているグループ会社の社員とともに、「世界中の人びとの希望と快適をカタチに」という強い願いをグループとして実現したいと考えています。

貴社の事業内容での強みに関して

新ブランド「ASPINA」は、次のようなメッセージのもと、お客様と一緒になって徹底的に考え、当社の技術を活かして、発想とソリューションで新しい製品や事業を実現することを目指しています。

変革を起こすパートナーとして
紡ぎだされた発想に息吹を与え、
世界中の人びとの希望と快適をカタチに。

ASPINAは、一世紀の時を超えて
熱意と共に挑みつづけます。

想定するおもな市場は、生産工場だけでなく暮らしへの浸透も始まっているロボット分野、高齢化社会への課題解決につながる医療・福祉分野、今後市場の拡大が予想される5G高速通信関連分野などで、グローバルな営業活動を通して、さらなる社会への貢献につなげたいと考えています。
具体的な想定顧客や市場には、新規事業を立ち上げようとするスタートアップ企業をはじめ、産業分野でのロボットハンド・自動化や行動アシストロボット分野、コンプレッサー等を利用した医療・福祉機器分野、産業用ドローンやモビリティ分野、さらに高速通信分野でのサーバー冷却用途、工場や家庭向けポンプ・ブロワ機器分野、省エネ化が進む家電分野、車載用空調・冷却・電動システム分野、などがあります。
シナノケンシでは、今年9月から新ブランド『ASPINA』を利用したグローバル展開を開始し、秋の各種業界向けの展示会等で積極的なPR活動を順次進めていく計画です。

 

貴社を取り巻く環境(雇用・賃金)に関して

当社は「人とのつながりを大切に、未来を動かす会社」であることを目指しています。
間接業務の効率化を積極的に進めつつ、子育て支援を制度化によって整えるなど、働きやすい雇用環境を実現してきました。一方で、「ASPINA」ブランドを通して、お客様に向けてどんな姿勢や心構えを心掛けているべきかを、当社で働く社員一人ひとりが大切にしています。
たとえば、枠にとらわれず、変化を起こすこと、誠意をもってやりとげること、とことん考え、自ら行動すること、多様性を極め、個性を輝かせること―。
当社では、意欲的で前向きな皆さんを迎え入れて、グローバルに働ける場を提供しつつ、ともに新しい未来を創っていきたいと考えています。
また、今年7月から信州大学工学部とシナノケンシとの間で、人とのつながりを意識した「包括連携協定」を結んでいます。この包括連携協定は、SDGsの理念に基づき、「協創」(相互の提案型)による課題設定を通した共同研究、相互の講師派遣等による教育支援と人的交流、信州大学生の長期インターンシップ等による人材育成の3 つの取り組みを柱としています。

 

地域未来牽引企業の選出における抱負に関して

当社は、事業としてはグローバルに展開して未来を目指しておりますが、一方で、地域での結びつきを大切にしております。
100周年を機に、昨年秋に始めた「シナノケンシ祭(まつり)」を、今年も10月26日(土)に、丸子文化会館とシナノケンシ本社を結んで開催します。テーマは「交流」“exchange”。
近隣の小中学生を招いた音楽祭やプロの演奏者との交流企画。世界で活躍する上田エンジェルスの公演や、親子で楽しめるワークショップに、社員食堂の開放も予定しています。
お客様や地域の皆様はもちろん、社員や家族にとっても楽しめる「シナノケンシ祭」では、「Hello!ASPINA」と呼びかけながら、新しいコーポレートブランドを知っていただき、未来を感じさせる技術や製品、モノづくりなど、多くの出会いの場をつくれるイベントとしたいと考えています。
これからもシナノケンシは、地域からグローバルまで、熱意とともに未来に向けて挑戦を続けていきます。

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